●2015年2月23日現在のアップデート
以下の長い文章は、私が伊藤塾真美ヶ丘校高校部を受託運営していた時に書いたものです。
伊藤塾の教育方針と私の教育方針とがほぼ180度異なるために、自分の教育方針を知ってもらい、その方針に賛同できる生徒を集めるため、独自にHPを開設しこの文章を掲載しました。(立場を変えて言えば、伊藤塾内において全く異なる方針で教育することを許可してもらえていたのでした。オーナーの懐の深さと、内申対策などではなく大学受験のみを私がターゲットにしていたこととが、そのようなことを可能にしたのだと思います。)
以下の文章の中には、現在の歩学舎とは相当異なっている部分もありますが、教育哲学に関しては全く異なることはありません。変わるはずがないです。歩学舎がどういう思いや経緯で誕生したのかを知ることは歩学舎を知るのに非常に有効だと思われますので、当時の文章をそのまま掲載させていただきます。

まずは、伊藤塾真美ヶ丘校高校部の平成24年8月31日時点の在籍生徒をみてください。
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すごいでしょう!? 伊藤塾真美ヶ丘校高校部は、国公立受験対応のハイレベル塾なんだなと勘違いされる方もおられるかもしれません。
ですが、英語を例にあげますと、ここに挙げてある生徒の99%は中学1年の内容すらきちんとわかっていない子達でした。
数学ですと、教科書の普通の例題が全然、解けない子達でした。
ここで、この子達の出身塾をみてもらいましょう。
<凡例>
●有名集団指導塾その1:有名1 ●有名集団指導塾その2:有名2
●その他集団指導塾:他集団 ●映像系:映像 ●大手個別:大手個別
●予備校(個別含む):予備校 ●その他(個人塾等):その他 ●一部実名を使用しています
学校名 | 学年 | 出身塾 | ||
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<私立> | 小学生 | 中学生 | 高校生 | |
東大寺学園 | 高3 | 有名1(小5~小6) | 能○個別(中3) | 能○個別(高1) |
東大寺学園 | 中3 | 有名1(小3~小6) | 大手個別(中2) | |
西大和学園 | 高3 | 有名1(小3~小6) | ||
西大和学園 | 高1 | ○学園(小4~小6) | その他(中1~中2) | |
奈良女子大付属 | 高1 | 有名2(小5~小6) | 大手個別(中2) | |
奈良学園 | 高3 | 日○研(小3~小5) 有名1(小6) |
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清風 | 高2 | ○開(小4~小6) | ||
大阪星光 | 中1 | |||
近大付属 | 高3 | 有名2(小5~小6) | 有名2(中1~中3) | |
関西福祉 | 高1 | ○文(小1~小3) 大手個別(小4~小6) |
大手個別(中1~中2) その他(中3) |
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関西中央 | 卒 | その他(中1~中3) | ||
金光八尾 | 卒 | 英会話(小2~小5) | 有名1(中1~中3) | |
開明 | 高1 | ○開(小3~小6) 有名2(小5) |
大手個別(中1~中2) その他(中3) |
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聖心 | 高1 | 有名1(小4~小6) | その他(中2~中3) | |
聖心 | 高1 | その他(小4~小6) | ||
智弁奈良カレッジ | 中3 | ○文(小1~小4) その他(小3~小4) 有名2(小4~小6) |
||
奈良育英西 | 高2 | 他集団(小4~小5) 有名1(小4~小5) |
有名1(中1~中3) | |
学芸 | 高1 | ○学園(小5~小6) | その他(中1~中3) | |
<公立> | ||||
奈良 | 高3 | 有名2(中1~中3) | 予備校(高1~高2) | |
奈良 | 高1 | ○学園(小2~小6) | 有名1(中1) ○開(中2) 大手個別(中3) |
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畝傍 | 高2 | 有名1(小6) | 有名1(中1~中3) | 映像(高1~高2) |
高田 | 高3 | 有名2(小6)有名1(小6) | 有名1(中1~中3) | |
高田 | 高2 | 他集団(小6) | 他集団(中1~中3) | |
橿原 | 高3 | 有名2(中1~中3) | ||
橿原 | 高3 | その他(中1~中2) 有名2(中3) |
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橿原 | 高2 | ○研(小1~小3) 有名1(小3~小6) |
有名1(中1、中3) | |
橿原 | 高2 | 有名1(中1~中3) | ||
奈良高専 | 高2 | その他(夏期) | その他(中1~中3) | その他(夏期) |
奈良高専 | 卒 | 他集団(中3) | ||
香芝 | 卒 | ○文(小3~小6) | 他集団(中2~中3) | 予備校(高3) |
香芝 | 高3 | その他(小4~小6) | その他(中1~中3) | その他(高1) |
香芝 | 高2 | その他(中2~中3) | ||
香芝 | 高1 | その他(小4~小6) | その他(中1~中3) | |
青翔 | 高3 | 大手個別(中2~中3) | 大手個別(高1) |
うちに在籍している生徒達は、有名集団指導塾などで、勝者として誇らしげに「合格者○名」と張り出されてある稀少な生徒達の一部です。
勝者であったはずが、実は、中1の内容や教科書の例題すら自力でできなくなってしまったのです。この子達ですらこんな状況です。
ましてや、それ以外の生徒達の惨状は推して計るべしです。
そんなわけがない! そんな声が聞こえてきそうですが、私に教わっている生徒達に話を聞いてみるといいです。
自分達がいかに何もわかっていなかったかを口を揃えて言うはずです。
この子達は、自分が何も理解していなかったということを理解したことによって、今後は、大多数の己を知らぬ者達を難なく踏み台にしていくこととなるのです。(無知の知!)
大多数の生徒は、自分が中1の内容すらきちんと理解していないことに気づいていません。 通常の個別指導塾ではこのようなことには気づきようがなく(うちの生徒より学力の低い大学生講師すら働いています)、 集団指導塾や映像系は、システム的な欠陥により、そのようなことに気づくことは原始的に不可能なのです。 塾ですらわかっていないのですから、生徒自身がそれに気づくはずがありません。
もちろん、私は集団指導塾講師の力量、カリスマ性、予備校講師のすごさはよくわかってますよ。 私も大学生の頃は、東京で集団指導講師のアルバイトをやっており、研修その他を熱心にやっていることも承知しています。 ですが、もう一度、繰り返しますが、システム的な欠陥ゆえ、そんなことで解決はしないのです。
ここで、質問です! 君は(お子さんは)、
- ■教科書の内容をきちんと理解していますか?
- ■講義内容を適切にメモにとることができますか?
- ■習ったことをすぐにノートで実践できますか?
- ■一度、聞いたことは忘れませんか?
- ■理路整然と答案を書けますか?
- ■習った内容を応用できますか?
できるなら、国公立も楽勝ですよね。しかし、ほとんどの子がひとつも該当しないのではないでしょうか? そして、ここに挙げた内容はきわめて重要であることもわかりますよね。 さらに、よく考えてみてください。集団指導や映像ではまったく効果のないことばかりです。
うちに最初に問い合わせがある際には、「成績が伸び悩んで困っている」という形の漠然とした相談が一番多いのですが、ちょっと調べてみると、上記の内容がまったくできていないことが多いです。 特に中学受験組のノートのお粗末さは目を覆いたくなります。なんせ、伸び盛りの時期に途中の式を書くなと指導されるものですから、最悪です。 さらに、黙ってみていると、教科書の説明部分を読み飛ばし、例題も無視して、いきなり演習に取りかかろうとする生徒が異様に多いです。 これまで通ってきた塾による悪癖です。当時の塾の先生達の指導方針がそうであったとは思いませんが、生徒達がそのようになってしまっているのは紛れもない事実なのです。
上に掲げた項目をクリアしない限り、どんなにいい内容(集団指導)、まとまった内容(予備校)を指導してもうまくいくはずがないではないですか!! これまでの塾は、送信者の論理なのです。すばらしいテレビ番組を放送中です!! でも、テレビ(受信機)が故障していたら何も写らないではないですか!? あるいは、こうとも言えます。砂漠に種を蒔いても植物は育ちません。まずは、土地を耕さねばなりません。
受信者側に立ち、これらの問題を解決すべく必然的に登場したのが個別指導でしょう! ですが、ほとんどの個別指導塾は成績不振者の保育園みたいになってしまっており、その本来の意義を失ってしまっています。 (私は大手の教室長経験者です。まじめですばらしい大学生講師に出会えるのは単なる運です。大手個別には言いたいことが山のようにありますが、自制しておきます。一言だけ言わせていただければ、「絶対に通うな!」です。)
集団指導塾や映像では、原始的不能、大多数の個別指導塾は成績不振者の保育園という現状で、うちは、何をしているのか? 当然、先ほど挙げた内容を一つ一つ解決していきます。しかし、それよりも何よりもまずは、
◆人としてのしつけ
遅刻、欠席、礼節、体力、精神力に関して厳しく指導します。 現在の在籍性達は、普通、塾では言われないような小言を何度も聞かされ、それでもやめずに、逆に塾に順応した子達です。私は彼らを誇らしく思っています。 人間的成長があって初めて成績向上があるのだという立場です。ここでも、他塾の先生達がこの点を軽視しているとは思わないのですが、育っている生徒達を観察すると、うちとは違うなと思いますね。
◆教科書の内容をきちんと理解していますか?
数学の場合ですと、教科書の記述の意味、例題の意味を丁寧に丁寧に指導していきます。 なぜなら、ほとんどの応用問題はその理解に基づいて対処できるように作られているから。 そのことに気づかずに、いたずらに問題演習を大量にこなし、解法の暗記を繰り返し、思考力が枯渇してしまっている生徒が多いですね。 こういった子は、1分も考えずにこちらの指示を待たずにすぐに解答を読みます。中学受験の時に身につけたのでしょう。 100を聞いて1を知る人間でなく、1を聞いて10を知る人間になりましょう。
◆講義内容を適切にメモにとることができますか?
メモすべき内容(線をひくべき箇所)を直接本人に目の前で話してあげます。 それでも書かないぼーーっとした生徒ばかりですが(こんな現状は、集団指導の先生達はきっとわかってないでしょう。 多少はわかっているとは思いますが、まさか、ここまでぼーーつとしているとはわからないと思います。 目の前で指示しても手が動かないのですよ!)、チェックして、書いてないと私が怒るので、やがてすぐにメモするようになります。 こんなことを根気よく繰り返しながら、生徒達はよい習慣を形成していきます。
◆習ったことをすぐにノートで実践できますか?
実際に問題を解かせてみます。そして、生徒のノートをみます。「ノートは本人の理解度の鏡!」ノートを見ることで本人がどの程度理解できているかを察知できます。
生徒は自らわかっていないとは自己申告してきません。己をわかっていないのが成績不振者なのです。こちらから積極的に頭の中をのぞきにいかないといけません。
まさにこの部分が集団指導、映像の限界なのです!そして、その結果をもとに授業をその場で再構築します。場合によっては、同じ問題を解かせることもあります。
それでもできない子がいますし。そういったことを繰り返しながら、その子の抱えている根本的な問題に徐々に気づいたりもします。
人間を成長させるって本当に大変な作業なんですよ!!!
気持ちよく理路整然とまとまった話をしたって意味がないのですよ!! (予備校の先生達ではわからないでしょう。 送信者の論理ですから。わからせた気になっている講師と、わかった気になっている生徒。美しい関係です。)
◆一度、聞いたことは忘れませんか?
毎回チェックテストもしますし、常に生徒との対話を通じて以前の内容を覚えているかどうかをチェックします。 たいていは、忘れてますよ。説明したから覚えているなんて、こちらは思ってはいません!その場で、昔にもどって復習させたり、説教したり、宿題を追加したりで、応急処置です。 応急処置といったのは、数回、直したくらいでは完治しないからです。20回説明してもだめな子がいますよ。 大切なのは、そのことを私がわかっていること!姑や小姑の小言のごとく延々と同じ指導を繰り返します。映像を観たら成績が上がるなんて、私の日常からすれば、そんなことありえない!!です。
◆理路整然と答案を書けますか?
これはうちの真骨頂です。生徒のノートの1行1行にまで目を通して、根気強く指導していきます。
厳しいチェックを何度もいれていくうちに、ある程度の理解力をもった生徒達は論理的な答案を書けるようになっていきます。
授業のすべてが自動的に筆記テスト対策になっているようなものです。記号式なら高得点だが、筆記だと途端に成績が下がるなどといった現象はうちでは起こりにくいです。
(帰国子女の英語に関して、私立のテストでは8割超えるが、国公立の筆記ではほぼ零点という恐ろしい現象をよくみかけますよ。)
そもそも学習の重要な目的の一つは論理性を身につけることでしょう。 きちんとした論理的な文章がかけないというのは、学習の根本がおかしいのです。論理的答案の添削指導など、あなた(お子さん)は受けたことがありますか? ないでしょう? 根本的におかしい塾だらけなんです。
少し、具体的な例をお話しましょう。 東大寺学園在籍(平成24年時点 中3)の弟(有名集団塾その1に4年在籍後、大手個別に半年在籍)が、英語がまったくわからない状態だったのに、うちにきて、英語に自信を深めている様子をみて (進度が速いので学校の成績はまだまだですが、いずれ追いつきます)、畝傍の高2のお姉ちゃんが入塾してきました。 (有名集団指導塾その1に4年在籍後、映像1年在籍)好きな教科だが点が取れないという数学の第一印象は、基礎ができていないということでした。 基礎問題の重要性を認識しておらず、途中の式もきちんと書かず、しかも、次から次へと問題を解こうとし、それでいて、教科書の例題レベルのことも自力では解けない状況でした。 (世の中のたいていの子はそうですよ。自分で気づいていないだけ!)これらに私が気づいたということは、そのことに関して、この子に対して私から厳しい叱咤と指導がすぐに飛んだことを意味します。 能力はありますので、この子はこの子なりに私のアドバイスに忠実に従うことを、即、実行に移しました。 それでもうまくいっていない場合は、ノートの1行1行まで私がチェックするわけですから、すぐにその場で、指摘してあげています。 こんな状況ですから、当然、この子は、日に日によくなっています。このように、私が30分程度で見抜ける内容を数年かかっても直せない塾があるのだということを理解して欲しいのです。
もうひとつ例を!現在(平成24年)、中1になっている子ですが、有名集団指導塾その1に小学1年から約6年も通っていました。
その子を半年ほどみましたが、全然できなかった計算も中学入試の普通レベルの計算なら何とかできるようになりました。
6年間そのことに気づかない塾って一体、何なのでしょう? で、その塾が何を教えていたかというと、いわゆる受験テクニックばかりです。
流水算、植木算、分配算、時計算など。これらの問題は、1問たりとも自力では解けず、問題とは、無関係な図をいたずらに書いていました。
問題を読み、考えるのではなく、塾で観たのであろう黒板の図をロボットのように書いていました。さらに、この子にはおもしろいエピソードがあります。「うるう年だから+1!」その子はいいました。
で、私「うるう年って何なのか知っている?」 その子「……」。
塾の先生が熱心じゃないとか、指導が下手だとも思いません。(私が経験者なのは前述済み)やっぱり、送信者の論理なんですよ。
言われた宿題をきちんとやるという学習習慣すら身についていない子だったので(もう一度いいます!6年間何してた????)
直すために、宿題をしていなかった時に授業のボイコットなどを数回使用して、矯正しましたよ。
笑い事ではないですよ! 程度の差こそあれ、私の目には、有名集団指導塾に通うほとんどすべての生徒がそう見えるのですから!!
中学入試、高校入試に集団指導塾を頼りとする生徒は多いでしょうし、実際、合格だけが目的ならば最良の選択だと言えるでしょう。 ただし、合格できなかった大半の子は、教科書の内容すらまともに理解できない子になる確率が非常に高いです。 さらに、見事合格した稀少な生徒達ですら、楽園で平和に暮らしていると思いきや、入学した途端に成績が急落、最悪の場合、無気力な人間、弱い人間になってしまう。私はこれらの実例をたくさん観てきました。 人生の頂点が12歳(15歳)! 哀れすぎます。私はこれらの現象に対して、「メッキはり」という名称を与えています。 メッキすら貼ることのできない子がたくさんいて、何とかメッキを貼れた子達も、すぐにそのメッキははがれてしまう。 中学入試、高校入試で集団指導塾を経由した生徒達の一体、どのくらいの割合が、メッキではなく、純金になれたのでしょうか? 再度、うちの生徒の通っている学校をみてください。 中学入試や高校入試で東大寺や西大和に受かるだけでは真の実力の証明には全然なっていないのです。 ましてや、奈良、畝傍あたりではなおのことそうです。純金になれる可能性はほとんどないと言っていいのです。
だとすれば、これらの塾を経由する必要性はないのではないですか?どうせ剥がれるメッキなら最初から貼らなくていい!
と思うのですが、私は高校部の先生なので(注! 伊藤塾真美ヶ丘校高校部での話です。歩学舎は中高一貫教育です!!)、残念ながらその点に関して救いの手をさしのべられないです。 アドバイスとしては、そんなに目の色変えて英才教育などせずに、のびのびと子供を育てたらどうですか?本当に才能があるのなら、ほっといてもいずれ芽を出しますよ!
大学受験に関しては、予備校や映像系の塾は、その情報力、授業内容どれをとっても素晴らしいのは間違いないです。
しかし、一方的に送られてくる情報を的確にキャッチし、そこから応用力だけでなく、ゆるぎない本物の基本を固めることができる真に優秀な生徒にしか効果がないと思います。
その可能性は、中学入試、高校入試よりもはるかに低くなります。(この時期には、メッキが剥がれるからです)確かに、東大などにたくさん受かっていますが、全体の%でいえば誤差と言ってもいい程度です。
真に優秀な子達が自分にふさわしい予備校(or 映像)で東大に合格しただけです。その他の大多数の生徒にとっては、まったく関係のない話です。
関係があると思っているのは、己を知ることができないくらい学力が低いからです。映像系にたくさん自転車が並んでいるのをみると、どんだけ自己評価が高いんだーー???と思いますね。やれやれ。
「己を知り敵を知らば、百戦危うからず」名言です。
現在は(平成24年9月現在)、皆、高校1年になってしまいましたが、去年の段階で私立の中3生がすでに多数在籍していました。
今回、正式にアナウンスすることなりましたが、実際は先見の明のある生徒は密かに(友人には紹介しないことが多いみたいです)うちで学習のリセットを行っていました。
ここまで私の長文を根気よく読まれた方は、私の発言に真理が含まれていることに同意されるでしょう。そして、私の書いた内容にすでに該当してしまっているのではないかと推測します。
もうメッキを貼ってしまった!!剥がれ始めている!!何かが違うと思いながら映像を観ている!そうでなければ、こんな小さな塾の教室長の言いたい放題な長文を最後まで読んだりしないでしょう。
東大寺、西大和、その他有名私立に有名集団指導塾経由で入るには入ったが、もう自分ではどうにもならず、
また、予備校や映像ではそんな状況に対処できない。
(あるいは、すでに、映像が効果無しなのをご自身で実証済み)そんなお困りの方達のために、中学生のうちから面倒をみます。
ただ、学習内容が高校の内容に入るあたりからに限定します。ですから、中2の夏休みあたりから入塾可能となります。
この時期にするのにはいくつか理由があります。
◆まずは、私が高校部の先生だから、やっぱり高校の内容を指導したいということ。
◆もうひとつは、メッキが完全にはがれ、これまでの安易な学習が偽物であったことを心の底から納得するには、高校の内容に入るあたりまで待つ必要があるだろうこと。 中1の1学期で私が手助けをしたら、その子は一生、反省する機会を失うこととなるからです。
これまでの 学習を一度リセットし、基礎をコツコツときちんと自力で積み上げていき、思考力を養うという、本来、当たり前のこと(でも、なぜか、超少数派)を私といっしょにやっていきませんか?


約3年私とともに歩んでいけば、学力、人物(遅刻、礼節 鍛えます!)ともに申し分ない人間に育っていくと思います。 そして、そのときに(高2の3学期あたり)、東大や京大を狙える状況だったら、うちを堂々と卒業し、予備校(場合によっては映像)に移動してもらいます。 1年後、合格通知を私に持ってきてください。もちろん、後輩のために、合格体験記も頼みます! 真美ヶ丘校があったから今の自分があるのだと思ってもらえるように頑張ります。 これまで散々な言い方をしていますが、真に優秀な生徒にとっては予備校(場合によっては映像)こそが最良の選択だと思っています。真に優秀な子になるための水先案内人を務めます。 ただし、潜在能力が本当にある子限定です。(勘違い組 甚だ多し!)

東大、京大を狙えるほどでなかったら、10名ほどの仲間と高3の1年間はゼミ中心の学習(少人数集団)で、私といっしょに、関関同立を滑り止めにして、中堅国公立を狙いましょう。 現在も実際そんな感じにしたいのですが、如何せん、高3頃に入塾してくる連中ばかりで、思考力がすでに枯渇していたり、思考力はあるのだが、時間が足りなかったりで、毎年毎年、このせりふを聞くこととなります。 「もっと早く来ておけばよかった!」と。 実は、つい先日(平成24年9月)、東大寺学園の高3がいいました。「高2から来ればよかった」と。 その点、私の指導を3年ほど個別で受けた生徒が10名以上になれば、少人数制予備校として真美ヶ丘校が機能します。高3から入る連中だと、10名をそこまで同時に優秀にするのはかなり困難なので、なかなか実現できません。 入試の直前にようやくその形式に持って行くのが精一杯です。それでも、英語の点数とかは倍ぐらいに上げてあげているのですが。(例 センター英語80点前後 →160点前後)

そして、忘れてはならない生徒達! 国公立とかそんなレベルにはほど遠いが、勉強がわからない辛い状況から、何とか抜け出したいんだ! と心の底から願っている諸君! この子達に対していつも暖かい眼差しを送ってきたことが、実は私の最大の自慢なんですよ。最初に書いた、在校生の通っている学校をよくみてください。言いにくいですが、関西最低レベル近辺の学校もあるでしょう!? そんなの構いません。人間のなっていない成績優秀者よりは、人間として魅力的な成績不振者の方がはるかに世の中の役に立つと心の底から信じているから。 うちに通うことに喜びを最も感じているのは、実は、この層なのではないかと常日頃感じています。この子らが私を信頼してくれるのが、私自身が曲がっていっていないことの確認代わり。 私を信じて、固い決意でチャレンジして欲しいです。

思考力が枯渇してしまっている中高生、英語的な思考を決して理解できない中高生というものをたくさん観てきました。 私なりにあの手この手を尽くしますし、それなりの回復を示すこともありますが、時すでに遅しの感は免れません。 (それでもセンター試験8割くらいは多数、輩出してます)やはり早い時期にきちんとした学習法を身につけた方が直る可能性は高いです。 不謹慎ですが、脳梗塞の蘇生可能な制限時間を何となく類推してしまいます。それほど、頭が柔軟性を失ってしまっている中高生を目にすることが多いのです。 「もっと早く出会っていれば!」 悲劇の恋愛ものみたいな台詞が毎年聞かれています。(本当の話です! 誇張ではありません。)

これは私の10年間の様々な思いを込めて辿り着いたコンセプトなんです。これまで長々と書いた内容は私と生徒との格闘の10年の歴史です。
皆さん、鉄は早いうちに打ちましょう!予備校や映像など経由したりしてたら、あるいは無為無策のまま家でゴロゴロしていたら(このケースも意外と多いですね。無気力になってしまっている)間に合わなくなるかもしれません。
特に英語は、中学生のうちに来るかどうかは、天国と地獄ほどの差をもたらすことになります。
(その意味では、公立志望の生徒も、中学生のうちに通うべきなんですが…) 英語の、語学という特性上、最初に習う方法論の優劣がその後をずっと縛ることとなります。
ですから、英語に関しては、近い将来、中1の2学期あたりから入塾可能な英語1教科の、「少人数集団+個別のハイブリッド塾」を作る必要性を感じています。
(ニーズが高ければ、本格的に検討しますので、こちらのお問い合わせも歓迎します。)

が私の頭の中にある今後の青写真です。地域最大ではなく、地域最強塾を目指します。
文法的におかしい英文を書いてしまうのは言うまでもなく、過去の話なのに現在形にする、現在の話なのに過去形にするミスなんか日常茶飯事、たまに出てくる未来の話などは、まず日本語で未来の話とすら気づきませんよ。名詞の複数形にsをつけないのも同様です。もちろん、その度ごとに指摘しますよ。ただし、赤でチェックをつけるだけ。本人に自力で気づかせます。こういった細かい配慮も集団には真似できないことです。(説明したはずは無力!!)そして、ここまでしてあげても、同じ誤りを何十回もしますよ。中学生の頃に、きちんとした塾で英語を習わなかった連中は、英語回路を完全に壊されてしまっています。他にも以下に示すようなあきれたミスを連発します。生徒の頭の中を覗かないと本人を変えることは無理であることや、なぜ、有名塾で数年かかってもできないことが、うちでは30分で可能かがよくおわかりいただけると思います。
上のリストにあった蒼々たるメンバーによるわずか1日におけるありえない間違い集です。(掲載のために授業中にメモしました) 私はこんな誤り(しかも、何度も繰り返される同じ誤り)を毎日、数百は訂正し続けているのです。生徒との根比べですよ。
×I swimming ○I am swimming
×I don’t know which to buy dictionary. ○I don’t know which dictionary to buy.
×visit to Nara ○visit Nara
×I want to a bag. ○I want a bag.
The book is so difficult that you can’t understand it.を参考にして生徒が作った文章→It was so cold that I couldn't go out it.(何でitがついているんだ?? この子が丸暗記型であることを、このことで見抜きます。点数がそこそこ取れているというだけでは安心できない例です!)
×When I came the party, ○When I came to the party,
×go to there ○go there
×wait for 5 o’clock ○wait until 5 o’clock
×There are the boys. ○These are the boys.
×doy ○boy
×do you play baseball? ○Do you play baseball
×Are you play tennis? ○Do you play tennis?
×I am a students. (奈良高校3年の答案) ○We are students.
×stady ○study
much-little many-(few) 畝傍の高2が括弧に入れることができず
×Where have you gone? ○Where have you been?
×We were taking a taxi because it rained. ○We took a taxi because it was raining.(考えて解かないんですよね~)
×When he saw the dog, he was running away. ○When he saw the dog, he ran away.(考えて解かないんですよね~)
×The book is interesting which he gave me. ○The book which he gave me is interesting.(集団指導でもこれは熱心に指導すると思います。でも、説明をするだけでは結果には結びつかないという典型例です。何度も間違えますよ。)
Living next door to the old man, I often see him. 訳× その老人は隣に住んでいるので、私は彼をよく見かけます。(文法的に考えてないのがわかります)
×(Had)nothing to do, I went to bed early. ○(Having)nothing to do, I went to bed early. (文法的に考えてないのがわかります)
×(Seeing)from a distance, the rock looked like a man. ○(Seen) from a distance, the rock looked like a man. (文法的に考えてないのがわかります)
×sinθ/2=1/2sinθ(数学ですが、あまりにありえないので掲載)
他の塾ではこんな誤りに気づかずに、生徒はこれらをどんどん蓄積していっているのだと考えてみてください。怖いですよ。
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